地上の楽園・魅惑杭州
   
シルクーロードができるほど珍重された中国のシルクは現在でも人々を惹きつける。杭州でシルクの製品を物色したいと思うなら、ここ「シルク城」へ行ってみるとよい。城といっても城ではなく、シルク製品を扱う店ばかりを集めた「特色街」といった所である。街の建物には西湖の景勝地やシルクの製造、またその歴史にまつわる漢詩や絵が200点余り描かれている。シルク城には歩行者しか入れない。乗り物は全てシャットアウトされているエリアなので、ゆったりした気分でのんびり見て回ることができる。ランタンとして下かっているシェードが繭玉の形をしているのがシルクの特色街らしく、ユニークで楽しい。シルク城には明代の素晴らしい建築を生かした高級店舗からりーズナブルな店まで様々なシルク専門店が軒を連ねている。砂漠を隊商が越えた昔から現在に至るまで、シルクは杭州の貴重な産物なのである。
「地上の楽園・杭州」(杭州市旅游委員会編)
 
 



杭州のシルク★シルクロードの出発点はここ杭州? 
杭州市は、「絹織物の都」と呼ばれている。今から四千七百年前、「良渚」から絹織物が出土したが、これは杭州の絹織物の歴史がいかに古いかを物語っている。唐の偉大な詩人・白居易はこの絹織物に関わる詩を詠んでいるが、これも当時の杭州の絹織物の水準の高さを示している。昔の「清河坊」は、絹織物を商う大きな商店が軒を連ねていたが、これもまた、絹織物による経済的な繁栄がいかに盛んであったかを証明している。
当世、杭州の平年における絹、緞子、真綿などの生産は大別して十四種類にもなり、二百を超える目品を数えている。二千余りの色と柄は斬新、華麗で豪華。草花を題材にした中国画は鮮やかであり、人物は生き生きとしている。多<の製品が国家でも省でも品質の優秀さを認め、広く世界の百を超える国や地域へと輸出されている。
杭州の織物といえば、まず「都錦生」である。「都錦生」という絹織物の会社は、1922年に創設され、絹工芸品の生産と輸出では、中国で一番大きい会社である。主な製
品は、風景画、絨毯、クッションカバー、カーテン及びシルク生地で、これらは極めて華麗で立派であり、海外の人々から「アジアの芸術の華」と褒め称えられてきた。
杭州にある「中国シルク・シティ」は、「シルクのふるさと」といわれる心臓部で、ここは1987年に創設されており、悠久の歴史と伝統を受け継ぎ、対外的には金張りの「名
刺」であった。ここは、800余りの店舗を持ち、600を超す絹織物を製造する会社がある。製品としては、シルクの生地・服・工芸品・ネクタイ・スカーフ・旅行記念品及び生糸
などである。中国各地、欧米、香港、台湾及び東南アジアまで輸出され、中国でのシルク製品の最大の問屋であり、小売商である。


      




 
中国絲綢(シルク)博物館】 杭州市玉皇山路73-1 TEL0571-87062181
杭州はシルクの里といわれている。春秋戦国時代からシルクがあり、唐の時代に「天下の冠」と称され宮廷の貢物であった。「東方芸術の花」と称される中国の絹織物はこの博物館に集中している。シルクを主題にした国家級博物館、古代から現代までのシルク生産ラインを紹介し、中国5000年のシルク文化を展示している。この博物館で5000年来の絲綢(シルク)繊維の起源、発展、操作過程を知り、さまざまなすばらしく綺麗なシルク工芸品を鑑賞することができる。「玉皇山」の「北蓮花峰」のふもとにあり、1992年2月に建築され、敷地は約48万平方米。博物館は、民族の伝統を豊かに取り入れて建てられ、また時代の特色も備えている。ここでは、わが国5000年を超す絹織物の文化発展の業績を教えてくれている。